今回は大塚博堂さんです。
彼もまた、もうこの世にはいないシンガーソングライターの一人です。
作詞はご自身のものは少ないようです。
昭和51年「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」がヒット。
32歳でデビューして37歳で亡くなるまで、たった5年間の活動でした。
短い活動期間でしたが、音楽の完成度は高く 低音から高音まで幅広い音域と、抜群の歌唱力で唄いあげる博堂さんの歌の世界は 今も
まったく色褪せていません。
音大声楽科中退とのことですから、基礎がしっかりされていたのでしょう。
叙情的な歌の世界は独特なものがあります。
私の感性では ベースが無色のような感じがします。
そのため、色褪せず また聞く人のその時々の状態でその人なりの色合いで聞けてしまう・・・・そんな歌の世界では。
『めぐり逢い紡いで』は競作となり 布施明さんが、紅白歌合戦でも歌われていました。
私個人的には
作詞もされた『過ぎ去りし想い出は』が一番気に入っています。