今回はマイケル・フランクス(Michael Franks)さんです。
ポップス系のヴォーカリストなのですが、バックにジャズ・フュージョン系のミュージシャンを起用することが多く アメリカのAOR界を代表するヴォーカリストの一人。
独特の囁くようなヴォーカルスタイルはヘタウマ調といわれ、ジャジーで都会的な音楽性は高く評価されています。
代表曲の「Antonio's
Song(アントニオの歌)」、マイケルさんの歌も良いですが、間奏でのジョーサンプルの裏打ちのピアノ、脱帽です。
『The Art Of Tea』と『Sleeping Gypsy』、どちらもベストなポップス・アルバムだと思っています。
どちらのアルバムも、プロデューサーはトミー・リピューマ、エンジニアはアル・シュミットで、ギター、ベース、ピアノにそれぞれラリー・カールトン、ウィルトン・フェルダー、ジョー・サンプルというクルセイダーズの面々、ドラムにジョン・ゲーリン、サックスは曲ごとにマイケル・ブレッカーとデイビッド・サンボーンなど、クレジットを見ただけでも、一聴の価値ありですね。